筋肉や骨に悪影響も…間違った「断食」が将来の肥満に繋がる

公開日: 更新日:

■「断食でぜい肉をそぎ落とす」のウソ

 人間は光合成ができない。食べなければエネルギーを補給できず、痩せていく。

 30日間の「不食」を実行して話題になった俳優の榎木孝明は、体重が9キロも減ったという。もともと太っているわけでもなく、そこからさらに削られたため、まるで末期のがん患者であるかのようにガリガリになっていた。

 まあ、そこまで極端に制限しなくても、食事の全体量を大幅に減らせば、体重は減るものだ。ただし、エネルギーの補給を断たれた体は、筋肉や骨を“消費”して必要な分を賄おうとする。これが厄介な問題を引き起こしかねない。

「最近はサルコぺニア肥満が問題視されています。年を取って運動をしなくなると筋肉量が減り、エネルギーが消費されず、余剰分が脂肪となって太っていくタイプの肥満。見た目はそれほど変わらないのに、加齢とともに筋肉が脂肪に取って代わっていくというものです。高血圧糖尿病といった生活習慣病のリスクを高めるとされる。ダイエットによる筋肉量の減少は、将来のサルコぺニア肥満につながりかねない。予備群に仲間入りすることになります」(健康ライター)

 痩せようと努力したことが、実は肥満の引き金を引いているかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒