著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

殺虫剤効かず…進化した「アタマジラミ」が米国の子供を襲う

公開日: 更新日:

 アメリカは9月が新学年の始まり。真新しい服やバックパックで学校に通う子供の親たちが心配しているのが「スーパー・ライス」です。殺虫剤に対して耐性を持ち、これまでの駆除方法が効かないという「アタマジラミ」のことです。

 アタマジラミは、シラミの中でも人間の頭髪にすむ寄生虫で、強いかゆみを伴い、かき過ぎると皮膚が炎症を起こすこともあります。髪を清潔にしていても頭が接触することでうつるため、特に幼稚園や小学校などで大発生することも少なくありません。CDCアメリカ疾病対策センターによれば、年間600万人から1200万人の子供たちがアタマジラミに感染しているとみられています。

 マサチューセッツ大学とイリノイ大学の研究チームの発表によれば、このアタマジラミが進化したスーパー・ライスの存在が、調査したアメリカ30州のうち25州で確認されたとのこと。さらに、採取した109のサンプルのうち、104のサンプルがスーパー・ライスだったことがわかり、大きなニュースになりました。

 このスーパー・ライスの最大の特色は、これまで最も効果的とされてきたピレスロイド系殺虫剤が効かないこと。ピレスロイド系殺虫剤は手軽に購入できる上、比較的安全性が高いとされていて、1990年代に紹介されて以来、子供たちのいる家庭に常備されてきました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道