泥酔するとセックスできないのはなぜ

公開日: 更新日:

 酔っぱらっていざベッドイン! でもアソコが役に立たず……。エッチな気分なのに、なぜ?

「アルコールによって脳の機能が低下しているからです。勃起が起こる仕組みのひとつは、脳が性的な刺激を受けて勃起中枢に指令を出すことです」(神経内科医の米山公啓氏)

 お酒を飲むと、脳は外側からコントロール不能になっていきますが、外側には知覚や思考をつかさどる大脳皮質があります。酔っぱらうと理性のタガが外れるのは、まず大脳皮質の機能が低下するから。だからお酒を飲むとエッチな気分になりやすいのです。

「なぜ外側に大脳皮質があるかというと、人間は『理性』を失っても生きられるから。もっと大事な、生命に関わる部分は本能です。その『本能』をつかさどる場所は、より安全な脳の中心部にあります」

 お酒を飲みすぎると、脳の外側から中心部にまで機能低下が進行するのだとか。脳の中心部には食欲や睡眠欲、性欲などをつかさどる大脳辺縁系があります。

「大脳辺縁系の機能が低下すると、勃起中枢に指令を出す機能がストップしてしまうのです。さらに酒量が増えると、性欲そのものが起こらなくなります」

 だからエッチな気分なのにできなかったり、どうでもよくなって寝てしまったりするのです。ちなみに、大脳辺縁系には記憶をつかさどる海馬があります。記憶を失わないためにも、うまくコトを運ぶためにも、お酒はほどほどに!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも