著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

公開日: 更新日:

 中央値4.8年の追跡期間中、乳がんの発症頻度は年間1000人当たり、通常の食事で2.9件、オリーブオイル群で1.1件、ナッツ群で1.8件でした。乳がん発症リスクは、通常の食事療法と比較してオリーブオイル群では68%低く、ナッツ群では統計的に有意な差はないものの41%低い傾向でした。また、オリーブオイル、ナッツの両群を合わせた地中海食全体では57%のリスク低下が示されました。

 先行する臨床試験の2次解析ではありますが、食習慣が乳がんのリスクを低下させる可能性が示唆された貴重な報告と言えそうです。

【連載】役に立つオモシロ医学論文

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