睡眠の質と冷えに原因あり 「朝型肩こり」が体の不調招く

公開日: 更新日:

 この朝型肩凝りが気温低下とともに起こりやすくなるのは、原因である睡眠の質の悪さに、「冷え」も加わるからだ。

「肩を布団から出して寝ている人が多く、冷えの影響をもろに受けます」

 つまり、朝型肩凝りは睡眠の質の悪さと冷えのサイン。肩凝りにばかり目がいくが、根元にある2つを改善しなければ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態が続き、冒頭のような不調を引き起こしかねない。

 これらは器質的疾患(検査で見つかる明らかな異常)がないので、一般的な医療機関では治療の方法もなく、お手上げ状態になることも少なくない。自律神経失調症と冷えの治療をライフワークにする南雲院長のもとには、「なんとか改善策はないか」と来院する患者が多いという。

「睡眠の質の悪さには、いくつか原因があります。睡眠時無呼吸症候群やうつ病、アルコールの過剰飲酒やストレスなどです。それらを取り除かなければなりませんが、同時に睡眠の質の悪さによる交感神経と副交感神経の働きの乱れも調整していかなくてはなりません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」