睡眠の質と冷えに原因あり 「朝型肩こり」が体の不調招く

公開日: 更新日:

睡眠の質の悪さ→冷え→朝型肩凝り」という悪い流れになっているので、これを断ち切る。特に攻めるのは「冷え」だ。温泉につかった夜、ぐっすり眠れた経験を持つ人は多いだろう。体を温めると副交感神経が優位に働き、これだけでかなり睡眠の質が高まる。

■男性更年期の原因にも

 ひどい冷え性だという南雲院長は、自らの経験を生かしたアドバイスを患者に行っている。

「市販の磁気治療器や、首・肩を温めるグッズを活用してください。ショウガやスパイスを意識して取るのもいい。私は時間がある時にショウガを大量にすりおろし、薄くのばしてラップで包み、冷凍庫に保存します。そして、味噌汁や紅茶、麺類などに入れて毎日のように食べています」

 男性で、冬でも汗をポタポタかく人は、体内の温度調整がうまくできておらず、「無自覚冷え性」の可能性が高い。冷たいコーヒー、ビール、生野菜、刺し身など非加熱料理を減らし、酒はお燗した日本酒、料理は鍋やおでん、煮物などの加熱料理にするといい。

 最近、注目を集めている男性更年期障害(LOH症候群)についても、南雲院長は言及する。

「患者さんの話を聞くと、睡眠の質が悪く、朝型肩凝りを感じている人が大半。LOH症候群の治療はホルモン療法ですが、その前に日常生活を改善し、体を温めるべきです」

 早速、今夜は体が温まる鍋でいくか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景