著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

W・スミス主演映画で注目 アメフト選手“脳障害”の深刻度

公開日: 更新日:

 映画「Concussion(脳振盪=のうしんとう)」主演のウィル・スミスがゴールデングローブ賞にノミネートされたことがきっかけで、アメリカンフットボール選手が受ける脳への衝撃と、それが原因で発症する慢性外傷性脳症が改めてクローズアップされています。

「慢性外傷性脳症(Chronic traumatic encephalopathy=CTE)」とは、脳振盪など脳が繰り返し傷害を受けることで、進行性の脳変性による脳症を起こすこと。古くからボクシングの「パンチドランカー」として知られています。

 慢性外傷性脳症患者の脳には、「タウタンパク質の蓄積」と「脳組織の変性」が確認されています。患者は外傷を受けて数年から数十年後に記憶力の低下や攻撃的な態度が表れるようになり、錯乱や抑うつ状態などの認知症的な症状を呈したり、自殺に至ることもあります。

 ウィル・スミス演じる主人公は、実在の神経病理学者ベネット・オマル医師。NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の選手が何度もタックルされることで受ける脳への衝撃と慢性外傷性脳症の相関関係を証明するため、亡くなった元選手の脳を解剖し、「CTE」という病気を発見しました。映画では、それを断固として認めないNFLとのあつれきを描いています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒