そもそも、日本のインフルエンザワクチンは効きにくいように作られているという。
「日本のインフルエンザワクチンはスプリットワクチンと言って、発育鶏卵で増殖させたウイルスの粒子をバラバラにして、液体に溶かして注射します。昔は全粒子型という、もっと強力なワクチンが使われていたのですが、副作用が強いため使われなくなったのです。外国では免疫増強剤を使用したワクチンや点鼻のワクチンも使用されていますが、日本ではまだ使われていません。そうした意味で、日本のインフルエンザワクチンは海外のものより効果が劣るのです」(石原院長)
“高価なワクチン”を打ったからといって、安心してはいけないということだ。