新薬登場で注目 「高コレステロール治療」はこう変わる

公開日: 更新日:

 むしろ昨年発表された最新報告は、悪玉コレステロールの変動が冠動脈疾患のリスクを高めるという内容だった。悪玉コレステロールは年末年始の暴飲暴食などで高くなりやすく、また夏場は低くなりやすい。この変動を放置すると、そのこと自体が脳卒中心筋梗塞を起こしやすくするという。

「悪玉コレステロールをいかにコントロールしていくか。今後、より注目が集まるでしょう」

 悪玉コレステロールが高い脂質異常症で命を落とさないようにするには、どうすべきか?

「まずは悪玉コレステロールの変動と血管年齢を知る。そして、家族性高コレステロール血症ではないかを調べる。家系に冠動脈疾患で比較的若い年代で命を落としている人がいれば、家族性高コレステロール症を疑った方がいい」

 これらによって、悪玉コレステロールを下げる薬物治療が必要か、新薬も考えた方がいいのかが判断できる。

 ちなみに、従来薬は副作用が強いが、服用し始めて2週間~1カ月後の血液検査などで問題がないかどうかがわかる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃