注射1本で動脈硬化チェック 注目の「LOX-INDEX」って何?

公開日: 更新日:

 注射1本で「動脈硬化のごく早期」をチェックできる「LOX-INDEX(ロックス・インデックス)」が注目されている。現在、全国600カ所の医療機関で実施されている。埼玉県済生会川口総合病院健診科・内藤直木科長(循環器専門医)に聞いた。

 脳卒中心筋梗塞などの原因となる動脈硬化は、血管内皮細胞の慢性的な炎症によって起こる。この炎症はなぜ起こるのか?

「血管内のLDL(悪玉コレステロール)が活性酸素などによって酸化し、『酸化変性LDL』という物質に変わります。これが『LOX-1』というタンパク質と結合し、血管内皮細胞の炎症を引き起こすのです」

 酸化変性LDLとLOX-1は掛け合わせによって、相乗作用で動脈硬化のリスクを上げていく。つまり、動脈硬化のリスクをチェックするなら、酸化変性LDLとLOX-1の掛け合わせの数値を調べればいい。それを可能にしたのが、ロックス・インデックスだ。

「動脈硬化のリスクを調べるならほかの検査もあるだろう」と思うかもしれない。MRIやCTなどの画像検査、心・頚動脈エコーなどの伝播脳波検査がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状