危険度は色で判断 今すぐ病院へ行くべき「血便」とは

公開日: 更新日:

「健診などの便潜血反応は、見た目は分からない血便の発見に役立ちます。しかし、便潜血反応で陽性と出ても、6割近くは次の検査(内視鏡検査)に進まずに放置するという報告があります」

 大腸がんは、早期で治療を受ければ予後がいい。内視鏡検査は「痛い」「検査のために仕事を休まなくてはならない」などハンディがあるが、最近は痛みがほとんどない検査法が登場し、自費診療になるがカプセル内視鏡で就寝中に検査を終える方法も検討されている。早期発見のチャンスを逃してはならない。

 3つ目のタイプ「下痢を伴う血便」は、消化管内での炎症が疑われる。近年増えているのが、潰瘍性大腸炎だ。

「下痢に加え、血が混じったねばねばした粘液が便に付着しています。“トマトケチャップ様”とも表現します」

■命にかかわるケースも

 潰瘍性大腸炎は、軽症例が多く、重症ですぐに手術が必要な劇症例はごくわずか。大腸がんが考えられる血便のように、「すぐ病院へ」というほどではないが、早い段階で専門医の診察・治療を受けた方がいいのは間違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状