鼻炎を招く危険も つらい鼻づまりは薬の多用で悪化する

公開日: 更新日:

 都内のある耳鼻科では、血管収縮タイプの点鼻薬を使い過ぎた薬剤性鼻炎の患者が増えているという。

「薬剤性鼻炎の治療法は、血管収縮剤を含んだ点鼻薬の使用を完全にやめてもらうこと。多くの場合、薬を中止すると最初は鼻づまりが悪化しますが、2週間でほとんど元の状態に戻ります」(都内の耳鼻科専門医)

 一般的に、血管収縮タイプの点鼻薬は1日3回まで、2週間以上継続して使用してはいけないとされている。

「点鼻薬によって変わってくる場合もあるので、まずは薬の説明書に記載されている使用方法をしっかり守るのが基本です。ただ、副作用をより防ぐためには、1日に3回まで使用してよいとされていたとしても、その適正使用回数内で、本当に症状が酷いときにだけ使用するのが望ましいといえます」(中尾氏)

 薬でかえって鼻炎を悪化させないためには、安易に点鼻薬に頼ることは避け、購入する際は薬剤師に相談したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…