新宿の駅構内で騒ぎ 催涙スプレーをまかれたらどうする?

公開日: 更新日:

 先月末、帰宅する会社員や学生でごった返す東京・新宿区の私鉄駅の構内で催涙スプレーがまかれる騒ぎがありました。目やのどなどの痛みを訴えて病院に9人が搬送されたそうです。最近はこの手の催涙スプレーによる騒ぎが時々報じられますが、被害を受けたとき、どうすればいいのでしょうか? 

 私はかつて護身用の催涙スプレーを誤噴霧した女性患者さんを診たことがあります。そのときのことをお話ししましょう。

 患者さんは職場にあった赤い小瓶のスプレーを化粧品か何かと勘違いして顔に噴霧した女性です。催涙スプレーの裏には“カプサイシンと呼ばれる唐辛子の成分が入っていて、後遺症はない”との英文が書かれていました。職場の同僚と連れ立って医院に来たときには水で目を十分に洗ったというものの、目から涙が出て、目のヒリヒリ感が止まらない状態でした。

 細隙灯顕微鏡と呼ばれる拡大鏡を使った目の検査をしたところ、結膜に強い充血がありましたが、角膜や前房には明らかな問題はありませんでした。

 そもそも催涙スプレーというのは、カプサイシンにより目の角膜や結膜の表面の神経端末を刺激して痛みや涙を出させるもので、後々障害となる肉体的なダメージはほとんど起こさないものです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道