鼻炎を招く危険も つらい鼻づまりは薬の多用で悪化する

公開日: 更新日:

 急に肌寒くなってきた。これから冬にかけては鼻づまりが増える。呼吸がしづらくなってつらい上、気になって集中力が続かなくなる。しかし、だからといって鼻づまり解消のため、安易に点鼻薬を多用すると逆効果になりかねない……。

 冬に鼻づまりが増えるのは、いくつか理由がある。昼と夜の気温差や、室内と屋外の寒暖差が大きくなると、それが刺激になって鼻の粘膜の血管が広がり、むくんでしまう。こうした寒暖差アレルギーによる症状として、鼻づまりや鼻水が表れる。

 また、冬になると空気が乾燥する。鼻の粘膜は常に外気にさらされているため、鼻の粘膜からしみ出ている粘液=鼻水も乾いて、かさぶたのように鼻内にへばりつく。さらに、粘膜自体もカサカサになり、腫れると空気が通る部分が狭くなって、鼻づまりが悪化するのだ。

 冬に増える不快な鼻づまりを解消するために、手軽に使用されているのが点鼻薬だ。今はインターネットでも、一時的に強力な効果がある点鼻薬を購入できるようになったため、使ったことがある人も多いだろう。しかし、点鼻薬は使い方によって新たな症状を引き起こすというから注意したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ