【変形性膝関節症】手術の主流は人工膝関節置換術

公開日: 更新日:

 厚労省の調査によると、「変形性膝関節症」に苦しむ患者数は、潜在的な患者も含めると、ざっと3000万人。加齢に伴って増加する、まさに国民病とも言える疾患だ。東京都清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(仮名、65歳)は40代半ばから両膝の痛みに苦しんできた。

「もう痛み止め薬などの保存療法ではお先真っ暗。少し怖いけど、手術を考え始めました」

 こう語る高橋さんは、医学専門誌やネットで手術にたけた病院の情報を集め始めた。

 できることなら自宅から少しでも近い病院がいい。数件の病院に問い合わせをしてみると、「予約してから手術日まで1カ月、または2カ月待ってください」という返事である。高橋さんはあらためて、変形性膝関節症に悩む患者があまりにも多いことを知った。

 現在、「変形性膝関節症」で主流になっている手術には、どのようなものがあるのか。

「東京慈恵会医科大学付属病院」(本院=新橋)の整形外科・斎藤充准教授(診療副部長)が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ