1歳未満の乳児にも解禁 タミフルはいつ安全になったのか

公開日: 更新日:

「裁判所はタミフル服用後の突然死や異常行動後の事故死について、多数の疫学調査や動物実験結果から立証されている事実をことごとく無視し、因果関係はない、インフルエンザのせい、との国の主張だけを認めました。裁判所には、タミフルのような複雑な科学の正誤は判断できません。ところが今回の判決で異常行動や突然死は、薬のせいでなくインフルエンザのせいと思い違いする医師は増えるでしょう。乳児は特に呼吸が止まって突然死する危険性が高いと言えます。乳児に使えるなら大丈夫と今後更にタミフルや解熱剤が使われ、問題が起きるのではないかと心配します。インフルエンザで異常行動が起きるといわれるのは、タミフル以外の薬剤でも異常行動が起きるからです」(医薬ビジランスセンター・薬のチェック代表の浜六郎医師)

 2007年に始まったタミフルの10代への原則禁忌は解除されていないことは覚えておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた