1歳未満の乳児にも解禁 タミフルはいつ安全になったのか

公開日: 更新日:

「更に乳児に対して、タミフルは医師がインフルエンザと診断した後に、両親と相談の上で慎重に投与されることになります」(堤教授)

 ただ、医学知識の乏しい若いお父さん、お母さんのなかにはわが子が少しでも熱が出るとタミフルの投与を懇願するケースも考えられる。小児科医は別の対処法も知っているだろうが、一般内科医だとタミフルだけに頼る可能性も高い。そうなると、不必要にタミフルが使われて耐性ができ、いざというときに効かなくなることも考えられる。

「その意味では今後とも保護者のインフルエンザについての知識・情報の集積と啓発が必要になるでしょうね」(堤教授)

■10代への原則禁忌は維持

 乳児へのタミフル解禁で気になるのは今年9月に示された最高裁判決の影響だ。タミフル服用後に転落死した中学生2人の遺族が独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(PMDA)を相手に遺族一時金の不支給決定の取り消しを求めた訴訟で、最高裁は「異常行動はインフルエンザ自体によっても生じることがあり、タミフルとの因果関係を認めることはできない」として、上告を棄却した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に