【うつ病】EDで彼女の献身的な行為もプロの技も効かない

公開日: 更新日:

 うつ病にかかって「食欲不振」や「不眠」が続き、会社欠勤も2年目に入った越川正則さん(仮名、62歳=東京・板橋区在住)は、もう一つの身体異変に襲われた。「ED」(勃起不全症候群)に陥ったのだ。

 3DKの自宅マンションに一日中引きこもり、パジャマ姿のまま所在なく暮らす。肩が凝り、時々頭痛もあった。

 学生時代に登山を始め、社会人になってからも仲間とチームを組み、夏と冬の登山を楽しんできた。体力には人一倍の自信があった越川さんだったが、うつ病が発症した後、性欲も徐々に衰えていった。

「セックスをしたい」という気持ちが起こらない。テレビに登場するきれいな女性を見ると、昔だったら「いい女だ」とつぶやいていた。そうした感情さえも消えてしまった。やがて、毎朝方に勃起しなくなっていることにも気付いた。

 越川さんは20代で2年間の結婚生活を経験。離婚後は、何人かの女性と交際してきた。うつ病を発症しても治療を拒否していた越川さんを強引に「東京医科歯科大学付属病院」(御茶ノ水)に連れていったのは、当時、付き合いがあった女性である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?