著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

中京圏の平均寿命 男女とも域内格差がほぼない理由

公開日: 更新日:

 首都圏と関西圏に挟まれ、微妙な立ち位置にある中京圏(愛知全県と岐阜県南部、三重県北部)。日本列島の中央に位置しているからなのか、平均寿命に関しても、男女とも日本人の平均値(男性79.9歳、女性86.4歳)あたりに収まっています。しかも域内の市区町村間には、寿命の格差がほとんどありません。

 男性の最長は愛知県日進市の81.0歳、最短は名古屋市中村区の77.6歳で、格差は3.4歳にとどまっています。女性では岐阜県瑞浪市の87.7歳が1位、愛知県南知多町が85.2歳で最下位ですが、差はわずか2.5歳に過ぎません。

 男性について詳しく見ていくと、名古屋市の南西地域(下町地域)が短命エリアになっています。とはいっても著しく寿命が短いわけではありません。首都圏や京阪神の下町は、高級住宅エリアとの格差が大きいのですが、中京圏ではあまり大きな差はありません。みよし市、東郷町、日進市など、名古屋市と豊田市に挟まれたエリアは、周辺地域よりもやや長命の傾向があります。しかし取り立てて長いということもありません。また女性では、目立った地域差はほとんど見られません。

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