【アトピー性皮膚炎】東京逓信病院・皮膚科(東京都千代田区)

公開日: 更新日:

「30年前にあった『ステロイドは副作用が怖い』という誤解によるバッシングがいまだに尾を引いているのです。そのためステロイドを適正量使わない『腰引け』になり、治療が不十分なまま貴重な人生を台無しにしてしまっているのです」

 ステロイド外用薬の長期使用による副作用と誤解されているのは、「皮膚が黒くなる(色素沈着)」「厚ぼったくなる」など。しかし、この症状はステロイドを怖がって十分な量を塗らないために炎症が完全に治まらず、くすぶった状態で引き起こされる症状だという。

 1回に塗る外用薬の適正量の目安は「フィンガー・チップ・ユニット(FTU)」と呼ばれ、診療ガイドラインでも推奨されている。

「FTUの量は、外用薬を指先に第1関節まで押し出した量です。これを手のひら2枚分の面積に塗ることがとても重要になります。この塗り方を守れば、どんな患者さんでも十分な量が塗れるので、皮膚が黒く厚くなってしまうようなことはまず起こりません」

■人気の秘密は正しい薬の塗り方の徹底指導

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声