著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

東海の精神系医師 多い2次医療圏・少ない2次医療圏

公開日: 更新日:

■中勢伊賀医療圏は人口当たりの医師数が多い

 精神系医師が最も少ないのは、愛知県尾張中部。ワースト2位、3位も愛知県からです。これらの医療圏には精神科病院がまったくありません。ただ、清須市や北名古屋市は名古屋市に隣接していますし、刈谷市や碧南市も名古屋に近いため、さほど不便はないはずです。愛知県には精神科病院が38施設、そのうち10施設が名古屋に集まっています。名古屋市内には、ほかにもサラリーマンやOLをターゲットにしたメンタルクリニックが多数ありますから、医師数は全国平均を上回っています。

 三重県の精神科病院は13施設。そのうちの7施設が北勢、5施設が中勢伊賀に集中しています。中勢伊賀医療圏は、人口が比較的少ないことも影響して、人口当たりの精神系医師数がかなり高めになっています。

 岐阜県には精神科病院が12施設ありますが、大きな地域的偏りはありません。岐阜市に3病院、しかし他のすべての医療圏にも、ほぼ均等に分散しています。飛騨地方にも精神科病院が配置され、医師数が確保されているので、通院や入院に不便を感じることは少ないでしょう。

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