【爪がはがれた】浮いているなら医療用紙テープで固定

公開日: 更新日:

 中高年になると、老化現象で爪に縦線が出てくる。こういう爪は水分のバランスが悪く、弾力性も減るので、何かの拍子で爪が割れたり、はがれたりしやすい。爪がはがれたら、どういう対処をしたらいいのか。「池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」(東京)の藤本智子院長が言う。

「爪が根元(爪母)まではがれてなく、爪が浮いている状態ならテープで固定してください。出血があればガーゼを当てて固定する。1日もすれば出血は止まります。その後はカーゼを取って、1日1回、泡のせっけんで洗ってテープだけで固定してください」

 テープは粘着力の弱い医療用の紙テープを使うのがいい。バンソウコウは粘着力が強く、交換しづらい上に爪がふやけたり、細菌が付着しやすい状態になるので使わない方がいいという。

「爪がはがれた直後やテープを交換する際に消毒液などを塗る必要はありません。使うと逆に治りを遅らせてしまいます。最初の1~2日はお風呂のお湯に患部をつけない方がいいでしょう」

 爪が伸びる長さは1日に0.1ミリ程度だが、加齢とともに遅くなる。テープで固定しておいて、はがれた爪の部分が押し出されてきたら引っかからない程度に少しずつ爪を切る。新しい爪ははがれた爪の下から伸びてくるので、ある程度まで伸びてきたら、はがれた前の爪は自然と取れるという。新しい爪が爪母から指先まで完全に伸びる期間は3~4カ月だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?