上手な寝貯め方法 短時間の「補充睡眠」で脳の疲れを解消

公開日: 更新日:

 休日に寝だめをしても、寝不足の疲れはとれない? 国際医療福祉大学熱海病院の〆谷直人先生に聞きました。

「基本的に、寝だめは体や脳に良い効果がないといわれています。しかし、それは寝だめの仕方に問題があるのです」

 睡眠中は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と、浅い眠りの「レム睡眠」を交互に繰り返します。就寝後6~7時間後は最も睡眠が浅くなり、その後も浅いレム睡眠が続きます。つまり、寝だめしようと長く眠っても、7時間以上は浅い睡眠しかとれず、休息にならないというわけ。

「休日にいつもより遅く起きると、体内時計が狂ってしまうことが問題です。体内時計が狂うと、ホルモン分泌や自律神経のバランスが乱れ、体調を崩すことにつながりかねません」

 いつもより長時間眠るなら、就寝時刻を早めて起床時刻をいつも通りにするのが正解。いずれにせよ、7時間以上の寝だめは逆効果なのです。では、日頃の睡眠不足を解消するためにはどうすればいいのでしょうか?

「短時間の『補充睡眠』をとることです。たとえば日中、眠くなったら20分程度昼寝をします。そうすれば神経がリラックスして、寝不足による体と脳の疲れをある程度解消することができます」

 補充睡眠は、長くても2時間以内にしましょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か