治療を任せて安心なのは大学病院か市中の歯科医院か

公開日: 更新日:

 施設が充実し、専門スタッフが常駐している大学病院の方が歯科インプラント(以下インプラント)治療は安心できるのではないか――。そう思う人もいるはずだ。実際、新聞や雑誌などで取り上げられる市中の歯科医院のずさんな治療を見ると、大学病院の方が安心に見える。果たしてどうか。自由診療歯科医で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長に聞いた。

「大学病院の方が安全だとは言い切れないと思います。大学病院は医療機関のほかに、研修医の教育や歯科医師の研究機関としての役割を担っています。確かに特殊な症例に対応できる専門医がいる場合があるのは心強いかもしれませんが、患者さんの多くは一般的な症例です。その治療に、歯科医師になろうとする学生や経験の浅い研修医が大勢携わっているのです。その意味では、インプラント治療全体の治療レベルが、経験を積んだ市中の歯科医院より必ずしも上回るとはいえないと考えます。設備でも大学病院の方が優れているとはいえなくなっています」

 また、市中の歯科医院では、インプラントに使うインプラント体(人工歯根)、アバットメント(支台)、上部構造物(人工歯冠)は患者さんの状況を考慮しながら、安全・安心なものを歯科医師自身が選んで使用する。ところが大学病院では、さまざまな歯科メーカーから提供・依頼されるなどして、研究目的のために使われることも少なくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に