著者のコラム一覧
米山公啓作家・医学博士

作家、医学博士。専門は神経内科。脳に関する著書多数。

<4>「物忘れ」や「度忘れ」を一瞬で回避する4つの方法

公開日: 更新日:

 連載1回目で取り上げた「想起」は、思い出す能力です。加齢で増える物忘れは、「想起」する力が弱まることとも関係しています。どんなにトレーニングを積んでも肉体が加齢で衰えるように、脳機能にも年齢的な衰えが出てくるのは仕方ないことです。しかし思い出せずにイライラするのは、脳によくありません。

 そこで、ぜひみなさんにやってもらいたい「物忘れ」や「度忘れ」を一瞬で回避する方法を紹介しましょう。

①10秒間黙る

 人の名前など思い出せない単語は脳の記憶のネットワークから引き出せない状態にあります。脳に緊張を与えると余計にうまく思い出せず逆効果です。

②関連することを10個言う

「あれ、あれ」と言っても、手掛かりにはなりません。むしろ関連する言葉をどんどん口にすれば、思い出せる回路にたどり着く可能性は高くなります。

③全く関係のないことを言う

「なぜ思い出せない」と理由にこだわり続けるとますます思い出せない。スパッと全く別の話題に切り替える。しばらく経つと、不思議に思い出せたりします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束