著者のコラム一覧
米山公啓作家・医学博士

作家、医学博士。専門は神経内科。脳に関する著書多数。

<4>「物忘れ」や「度忘れ」を一瞬で回避する4つの方法

公開日: 更新日:

④諦める

「楽観的」が重要。物忘れ、度忘れをネガティブにしないのも大切です。そんなことにとらわれている時間があれば、次の新たなことにチャレンジする方が、脳にとってよっぽど良い。

 ところで、避けようがない加齢による脳の老化ですが、少しでもその老化を遅らせ、健康に保つ確実な方法があります。それは「動脈硬化を防ぐ食生活」です。

 基本的なこととして、脳の血管が健康的だからこそ、脳の若さを保つことができる。それは、血管の動脈硬化の進行を遅らせることとイコールです。そのためには、糖尿病脂質異常症、高血圧肥満を改善し、喫煙習慣、過剰なアルコール摂取、運動不足、偏った栄養バランスの食生活を見直す。「物忘れをなくしたい!」などと言いながら、肝心要の「動脈硬化を防ぐ食生活」を全く無視している人が多いというのが、私の実感です。

 最終回の次回では、世界で注目を集めている、あるキーワードについてお話ししましょう。

【連載】モノ忘れ脱出 完全マニュアル

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢