市販の咳止めや風邪薬 安易な服用が推奨されない理由

公開日: 更新日:

■米国では「効果がはっきりしない」の報告

 コデインとエフェドリンは、咳止めとして一定の効果があるのは間違いない。これらが含まれる咳止め薬や総合感冒薬も市販されている。

 しかし使用には注意が必要だ。

「コデインは、便秘、呼吸しにくくなるなどの副作用があり、喘息、心臓病、肝障害などの基礎疾患がある人は使えないケースもあります。また、依存性があってコデイン中毒の患者もいます。最近、12歳未満へのコデインの使用が規制されました。しかし、小児でも使える総合感冒薬にもコデインが含まれているものがあるので注意してください」

 交感神経を刺激するエフェドリンは、心臓病、高血圧糖尿病の患者は慎重に使う必要がある。コデインと同じく依存性があり、覚醒剤原料にもなるため、含有量が10%を超えて配合されているものは覚醒剤取締法の対象になるほどだ。

「そもそも、咳は痰やほこりなどの異物を体外に排出するための防御システムです。咳止め薬で咳と痰を止めてしまったことで、かえって症状が悪化する場合もあります。咳喘息、肺炎、場合によっては肺がんなどの重篤な呼吸器疾患が隠れている可能性もあるので、咳が長引くときは医師に相談してください」

 咳を止めるために、市販の咳止め薬や風邪薬を自己判断で安易に使わない方がいいのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した