米国の大学研究チームが発見 新しい日焼け止め物質か?

公開日: 更新日:

「研究では、人間のケラチノサイトに合成ナノ粒子を加え、シャーレ上で培養しています。その結果、合成ナノ粒子がケラチノサイトに吸収され、人のメラニンと同様に細胞核がかぶるメラニンキャップになると報告しています。また、合成ナノ粒子は皮膚を黒ずませる色素としても機能するとしていますので、たしかにメラニンの働きと非常に酷似しています」

 研究チームは培養した皮膚細胞を紫外線に3日間さらして、DNAの保護効果も検証。ナノ粒子を吸収した皮膚細胞は50%が生き残ったのに対して、ナノ粒子なしの皮膚細胞は10%しか生存しなかったと報告している。

 ただし、現時点の研究成果はここまで。実際に人の皮膚に、どのようにして合成ナノ粒子を吸収させるといいのか、次の研究課題としている。

「実用化として、皮膚が黒くならないで紫外線をカットできるナノ粒子が作れれば、非常にニーズがあると思います。黒くなるのなら、皮膚の色が白く抜けてしまう尋常性白斑などの皮膚病の治療に応用できるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  2. 2

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 5

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  1. 6

    中居正広氏“反撃準備”報道のモヤモヤ…改革着々のフジテレビ尻目に「電撃復帰」への布石か

  2. 7

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  3. 8

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 9

    役者・林与一さん83歳の今も現役「糖尿病家系で甘いモノ好き。血糖値が問題ないのは運動のおかげ」

  5. 10

    囁かれる岸田前首相“再登板”に現実味? 一強時代到来で「安倍超え」に虎視眈々