エアコン暖房で咳が止まらず 冬のカビが思わぬ病気を招く

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 また、「アスペルギルス」が原因になる「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」にも気を付けたい。

「『コウジカビ』ともいわれるカビで、その胞子は自然界のいたるところに存在します。パンやお餅などの食品に発生するカビはこの種類が多く、エアコンや枕にも繁殖します。アスペルギルスを吸い込むと体内で抗体がつくられ、アスペルギルスが停滞増殖するとアレルギー症状が表れます。また、免疫力が低下している人が吸い込むと肺の感染症を引き起こすケースもあります」

 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症を発症すると、喘鳴、湿った咳、息切れ、微熱といった症状が続く。喘息と区別がつきにくいため、何かおかしいと感じたら医療機関で血液検査を受けたほうがいい。

 カビによるアレルギーを予防するには、とにかく身の回りのカビを増やさないことが重要だ。長時間過ごすことが多い寝室やリビングの換気は十分に行い、結露がある場合は必ず拭く。エアコンの手入れはもちろん、寝具やカーペットなども小まめに洗濯、掃除しておきたい。

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