NHK朝ドラで注目「ムンプス難聴」 医師が説く唯一の回避策

公開日: 更新日:

「半分、青い。」の鈴愛は、おたふくかぜらしき症状がなく、耳が聞こえなくなった。おたふくかぜの典型的症状は耳の下の腫れだが、3割程度は鈴愛のように、症状がほとんど出ない「不顕性感染」。不顕性感染でも、難聴リスクがある。

 また、発症年齢によっては自分から「耳が聞こえない」と言い出すことがないため、何カ月、何年も経ってから親が気づくケースもある。そうすると、生まれつきの難聴か、ムンプス難聴かの区別がつかない。専門医の中には、「報告されている発症率より、実際はもっと多いのでは」と指摘する人もいる。 

「繰り返し言いますが、ムンプス難聴の対策はワクチンしかない。受けていなければ、今からでも受けるべきです」

 大人でも感染リスクがある。子供から親へ、親から別の子供へ、と感染の輪を広げる可能性もある。ワクチンは内科や小児科で接種できる。自費で5000円ほど。2回接種で難聴をはじめとする合併症を発症しなくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」