カサカサ声で喉が詰まる…年齢のせい? 喉頭がんも心配

公開日: 更新日:

【Q】若い頃は美声が自慢でしたが、最近はカサカサ声で喉が詰まるような感じがします。年のせい? 歌手のつんく♂さんのケースもあり、喉頭がんも心配です。 (60代男性)

【A】加齢で声が衰えるのは、自然な老化現象です。声帯にある2枚の筋肉が徐々に弾力を失い、左右がピタッと閉じなくなり、息漏れしたり声が響かなくなったりするのです。

 問題なのは、急に声が変化した時です。喉を酷使したわけでもなく、風邪でもないのに、突然声がかすれてきた場合は、声帯をつかさどる「反回神経」が圧迫されているのかもしれません。

 反回神経を圧迫する可能性があるのは、胸部大動脈瘤、甲状腺・食道・肺の腫瘍。カサカサ声の原因が、実は肺がんだったというケースもあります。ご心配の喉頭がんなど声帯のがんは、“カサカサ”より“ガラガラ”の声になります。

 さらに、脳梗塞の前兆が声を変化させる場合もあります。以前、「急に喉が詰まる感じがして声を出しづらくなった」と訴える患者さんを診察したところ、内頚動脈(喉の奥を通る細い動脈)が口の中に湾曲して腫れて脈動していました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも