益子直美さんも悩んだ五十肩は「どうせ体操」で症状軽減

公開日: 更新日:

【Q】肩が痛くて腕を上げられません。元バレーボール選手の益子直美さんがブログで五十肩の症状について書いているのを読んで、もしかして……と思っています。 (50代女性

【A】いわゆる五十肩は、肩の痛みに加え、関節の可動域が狭くなる状態。内視鏡技術の進歩で、肩の骨の内側にできたトゲ状の突起「骨棘」が一因だと分かりました。

 骨棘で腱板という肩の中にある腱がこすれ、痛みや炎症が起き、肩を動かしづらくなるのです。

「四十肩」も全く同じ状態で、30代から80代まで、誰にでも起こり得ます。益子直美さんのようなスポーツをやっていた人でも、例外ではありません。

 通常、強い痛みのある急性期が約3カ月、次に肩を動かしづらい慢性期が6カ月。その後、回復期に入り、1~2年ほどで痛みが治まり、動きが良くなります。

 このように五十肩は自然と治る場合が多いのですが、腱板の損傷が大きく、治らない人も2割程度います。

 その重症例に対して、これまでは病院でも治しようがなく、痛み止めを処方するしかありませんでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々