タレントやモデルが告白「乾癬」治療に画期的な味方が

公開日: 更新日:

 モデルの道端アンジェリカさんに続き、タレントのはるな愛さんも「乾癬」を告白した。病名を知る人は増えたが、それでもまだまだ十分ではないと専門家は指摘する。

■劇的に効く生物学的製剤が登場

「治療に巡り合えず、引きこもりや、人生を諦めた人も大勢います」

 こう話すのは、「東京乾癬の会」の大蔵由美さん。尋常性乾癬から乾癬性関節炎を発症。車イス生活も覚悟したが、生物学的製剤が登場し、それが劇的に効いた。今では健常者と全く変わらない生活を送っている。

「診断名すらついていない人もかなりいると考えられる」と言うのは、聖母病院皮膚科で乾癬外来を担当する小林里実部長だ。

「どういう病気か分からず怖いという思いや、治らない病気と告げられる失望感から、受診しない。しかし乾癬の苦痛は累積します。明確な社会からの拒絶や皮膚のダメージから来る恥辱、自信喪失、社会への不安、抑うつといった精神的併存疾患などの因子が複雑に絡み合って行動できなくなり、患者への障害となる。早期の適切な治療が重要なのです」(小林部長=以下同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか