著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国で増加中 地肌クーリングで抗がん剤治療の副作用軽減

公開日: 更新日:

 今年、普及するのではないかとみられているのが化学療法(抗がん剤治療)を受ける患者のための「地肌クーリングシステム」です。

 化学療法の最大の副作用のひとつが脱毛です。医療技術が進歩してもなかなか解決されない問題として、長年患者を悩ませてきました。それを解消するのが、このシステム。最も信頼度が高い情報源として知られる「クリーブランドクリニック・2018年のブレークスルー」のひとつに選ばれたことで、にわかに注目を集めています。

 化学療法の前後に、フリーザーに接続された非常に低温の帽子をかぶります。これで地肌を冷やすと血流が滞り、薬が毛包に届きにくくなります。新陳代謝を下げる作用もあり、毛包へのインパクトが減ります。

 ヨーロッパではすでに浸透しており、アメリカでも過去2年間で2社の製品が米食品医薬品局により認可されました。薬品の種類によっては効果がない場合もあるとのことですが、使った患者にはおおむね好評で、大都市を中心に設置する病院が少しずつ増えています。

 とはいえ、まだまだ数が少ないのと、継続して使わなければならないにもかかわらず保険が適用されないことから、誰でも使える状況には程遠いといえます。1回のトリートメント費用は400ドル(約4万4000円)と高額で、がん治療費だけで精いっぱいの患者はとても手を出せないのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網