「白髪」が告げる 老化しそうな臓器となりやすい病気

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 鏡を見るたびに増えていく白髪にため息をつく。そんな人も多いのではないか。同じ年代なのに白髪が一本もない人もいれば、白髪だらけの人もいる。「白髪は老化の象徴」といわれるだけに気になるのは当然だ。しかし、人はなぜ白髪になり、それは体のどこの老化を象徴しているのだろうか?

「本来、髪の毛自体に色はありません。髪の毛をつくる『毛包』という組織の色素幹細胞が色素細胞を生み出し、その色素細胞がメラニン色素をつくって髪の毛に供給することで髪は黒くなるのです。白髪になるのは色素細胞の数が減ったり、消滅したりして色素をつくれなくなるからです」

 こう言うのは色素細胞研究の専門家で、岐阜大学大学院医学系研究科の青木仁美講師だ。白髪は半透明で光に反射して白く見えるのだという。なぜ色素細胞が減るのか?

「色素幹細胞が分裂しにくくなるからで、その主な原因は加齢です。若白髪のように遺伝的要素から色素幹細胞の寿命が早い人もいますが、紫外線や放射線、体内の酸化、精神的ストレスなども関係しています」(青木氏)

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