著者のコラム一覧
笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

食道がん宣告から3カ月 治療なしでも体力気力に衰えなし

公開日: 更新日:

②根治的な治療としては、手術か放射線、あるいはその組み合わせ。

③手術の場合、食道と喉を取るので、当然ながら声を失う。食道を取り、その代わりを腸にさせるため、腸を引っ張り上げる。大変大がかりな手術で、それに耐える体力が必要になる。

④手術の代わりに放射線治療を選択した場合、放射線を1日2時間、2カ月間毎日照射。抗がん剤も併用する。

 そして医師は、このように続けた。

「放射線治療は喉を切らなくて済むメリットはある。しかし、粘膜炎がひどくなったり、唾液が出にくくなったり、味覚がおかしくなる副作用が出る。切らないとはいえ、かなり強い治療になる。しっかりした強い意志をもってやらないと、大変なことになる」

 大変なこととは亡くなるということだ。

【連載】ステージⅣがん治療を断るとどうなる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃