脊柱管狭窄症<4>2泊3日の手術から6日目…「成功です」と

公開日: 更新日:

 そこを見越してか、「現況を再チェックして、休憩を入れて再度やるからと清水先生に言われています」と優しく語りかけてくれる。ホッとしたのか爆睡した。「いいですか? ベッドに移しますからね」。看護婦さんの柔らかい声が聞こえて、シートを持ち上げたような、ふわぁっとした感じを残したまま、またぐっすり眠り込んだようだ。

 麻酔が切れると次第に傷口が痛くなる。午後9時、傷口にさした管から微量に出る血液をためる袋(ドレーン)以外は全て取り外された。

■いまは5階まで階段でOK

 翌日、清水先生は午前11時に病室にやって来た。「痛みはどうですか」「脊柱管狭窄症で痛かったところは、全く痛くありません」「いえいえ、安心してはいけません。家に帰ってから痛い、痛いと電話してくる患者さんもいますから」

 ニヤリと笑う。2泊3日の手術から6日目。背中に刺さった管を清水先生が抜いてくれる。MRIを見ながら「神経に当たっていたヒダは奇麗に取り除きました。こうなっていれば大丈夫、成功ですよ」。いつもの笑顔で語りかける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」