脊柱菅狭窄症<2>手術が終わればマチュピチュだって大丈夫

公開日: 更新日:

 脊柱管狭窄症はどんな病気なのか。千葉県香取市の国保小見川総合病院のホームページにこう書かれてある。
<腰椎の老化による変形のため足へいく神経の通る管が狭くなって起こります。(中略)通常は薬やブロック注射などにより治療を行いますが、それでも治らない方は椎間板ヘルニアと同様に鏡視下手術を行います。(中略)現在ではほとんどPELD(経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術)で試行しており、1泊2日の入院で可能となりました。脊柱管狭窄症のPELDは世界で当院でしか行われていません>

 横浜の自宅から2時間56分かけてやって来た。駅前からタクシーに乗り込み「いててて、小見川総合病院まで、いててて」。運転手さんが、「おっ、清水先生のところですね」と親しげに聞いてくる。

「この前も大阪から来た人を乗せたんですよ」。凄い、凄すぎる。

「いてて↓小見川総合病院」と来れば「清水先生」と条件反射的に言ってしまうのだろうか。この後も小見川駅からタクシーに乗るたびに繰り返されるやりとりだった。小見川総合病院が、脊柱管狭窄症患者にとって迷える信徒の“聖地”のように思えてきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも