食後に眠くて…ブドウ糖負荷試験で“隠れ糖尿病”を見破る

公開日: 更新日:

 糖尿病は、動脈硬化を悪化させ、心筋梗塞脳卒中のリスクを上昇させるほか、認知症がんも引き起こしやすくする厄介な生活習慣病。過去2カ月の平均的な血糖状態を示すHbA1cが正常で、空腹時血糖値が正常なら「糖尿病はまず大丈夫だろう」と過信しがちですが、血糖値スパイクのリスクを見逃してはいけません。

 そのリスクを見つけるための検査が、「75グラム経口ブドウ糖負荷試験」です。まず空腹のまま採血したら、ブドウ糖75グラムを溶かした水を飲み、30分後、1時間後、2時間後にそれぞれ採血して血糖値を測ります。

 負荷2時間後の血糖値が140㎎/dlなら正常ですが、1時間値が180㎎/dl以上だと、それ未満の人よりも糖尿病になりやすいことが知られています。食後の眠気が気になる人は、一度ブドウ糖負荷試験を受けてみるといいでしょう。

※正常値は、日本人間ドック学会の数値に準拠

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か