ビタミンC摂取で陰性に 尿潜血で「2+」以上は膀胱がんか

公開日: 更新日:

 年を重ねると、尿のトラブルに悩まされます。そのひとつが、血尿です。今回は、尿潜血検査についてご紹介します。「-」は異常なし。問題なのは「±(偽陽性)」と「+(陽性)」で、「+」の数が多いほどよくありません。

 メタボ傾向の今井和夫さん(45歳=仮名)は、尿酸値が7.2㎎/デシリットル(正常値は7未満)のほか脂質などもやや高め。そのための治療で受診しています。昨年、会社の健康診断を受けたら、尿潜血検査の結果が「+」だったと話してくれましたが、自覚症状がなく、放置。それから1カ月後、慌てた様子で電話がかかってきました。

「腰から背中の辺りが明け方からものすごく痛くて。吐き気もひどく、会社に行けないんです。どうすればいいですか」

 健康診断の話やこれまでの受診記録から心当たりがありました。尿路結石です。総合病院の泌尿器科を紹介し、受診していただきました。

 石の成分はカルシウムやシュウ酸、尿酸などいくつもありますが、ほとんどは腎臓の中の腎盂で作られます。その大きさによって、尿として排出される間にどこかにひっかかったりして痛みを伴うのです。泌尿器科では石を砕いて排出させる治療などが行われます。話を聞くと、案の定、結石性腎盂腎炎だったといいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み