クロちゃん“わずか”…生活習慣病「未治療」の合併症と余命

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 厚労省の「簡易生命表」(2017年)によると、平均寿命は男性が81歳で、女性が87歳。女性は、90歳が目前で、人生100年時代が確実に迫っている。

 糖尿病の人は、どうかというと、こんな調査結果がある。日本糖尿病学会の「糖尿病の死因に関する調査委員会」が2年前に報告したもので、2001~10年の10年間に男性2万9801人、女性1万5907人の糖尿病患者を追跡。その結果、平均死亡時年齢は、男性が71歳で、女性が75歳だった。

 調査対象も分析手法も違うが、単純に比較すると、糖尿病の人は、男性が10歳、女性が12歳も寿命が短いことになる。1991~2000年の調査より、男女とも3歳ほど死亡時の年齢が高まっていて、糖尿病の人の寿命も延びていることがうかがえるが、厚労省の平均寿命よりは圧倒的に短く、糖尿病が寿命の足を引っ張っているのは明らかだろう。

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