若者だけじゃない…「性嫌悪症」は中高年にも広がっている

公開日: 更新日:

 塚田院長によると、日本ではとくに学校での個別の性への関心の差を考慮しない画一的な性教育が性嫌悪症発症に拍車をかけるケースもあるという。

「性教育が行われる小学校中学年から高校生までは体の発達や性への関心・知識の個人差が大きい。集団で均一的な性教育を受けると性的関心の乏しい女性のなかには肉体的に男性を受け入れることに強い衝撃を受け、性嫌悪症を発症する場合もあるのです。それは男性も同じです」

 一方で、性的な目覚めが早いと思われている子供たちのなかにもAVなどで得た興味本位の性知識ばかりが豊富で正しい知識がないため、性行為に支障が出て性嫌悪症を発症するケースが増えているという。

「例えばいまの男の子のなかには正しい自慰を知らず、床にペニスを強くこすりつけるなど強い刺激がないと射精できない人がいます。その結果、結婚しても女性の体内に挿入しただけでは刺激が足りずに妊娠させられない男性もいるのです」

 だからこそ、性教育は子供の成長に合わせて親が家庭で行うべきだと塚田院長は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議