1回5万円 性交痛を治すレーザー治療ってどんな?

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 それまでフツーにセックスできていたのに、あるときから妻に「痛いから」と拒まれたら、夫は「男でもできたか?」と不安になるだろう。しかし、それも女性ホルモンの影響だという。アヴェニューウィメンズクリニック院長の福山千代子氏(写真)が言う。

「エストロゲンの分泌が加齢で低下すると、膣は萎縮し始めます。そうすると血流が悪化し、膣内のコラーゲンや水分が失われ、膣は“硬く伸びきったゴム”みたいにハリがなくなる。それで性交痛を起こすのです」

 夫を嫌いになったわけではなく、体の変化なのだ。その治療法として注目されているのがレーザー治療の「モナリザタッチ」だ。実際、「セックスレスで夫婦関係が悪化したなどで、ご主人の要望で来られる女性は少なくありません」という。

「膣に炭酸ガスレーザーを照射。その刺激で細胞が活性化され、コラーゲンが生成されると、保水レベルが回復し、粘膜への血流が再開。ふっくらとした厚みやひだができて、潤いある膣に生まれ変わるのです」

 受診者は、閉経前後の50、60代が中心。30、40代も含めて大半は性交痛の改善のため。さらに乾燥やかゆみ、尿漏れなどもよくなるという。

 照射は、麻酔なしで1回数分で終了。1カ月半の間隔で3回受けるとより効果的という。同クリニックの料金は1回5万円(税別)。妻にも受けさせますか?

【連載】男も知るべし 女性ホルモンの不思議

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