著者のコラム一覧
横山啓太郎東京慈恵会医科大学教授

1985年東京慈恵会医科大学医学部卒。虎の門病院腎センター医員を経て現在、東京慈恵会医科大学教授。同大学晴海トリトンクリニック所長。

全科目満点は目指すな モチベーションはビリギャルに学ぶ

公開日: 更新日:

 4月から「ライフデザインドック」を本格スタートした「慈恵医大晴海トリトンクリニック」。その所長である横山啓太郎同大教授が始めたのは、患者の「マインド」(考え方、姿勢)や「やり方」(取り組み)を診療の基軸にすることだ。

 例えば血圧が少し高くなったといっても、高血圧の初期症状は風邪や腹痛と違い、高熱や痛みなどはほとんどない。

 患者は「もう少し後でも治療は大丈夫」と思い込み仕事や生活を優先させてしまう。その間に心筋梗塞脳梗塞などの重大病がジワジワ進行し、手遅れになるケースが多かった。

 病気克服にやる気を見せない患者を奮い立たせるため、横山教授の頭に浮かんだのは「ビリギャル」の受験法だった。

「中高時代の成績がビリだった女の子が、たった1年間で偏差値を40も上げ、慶応大学に現役入学ができたビリギャルの受験法には、やる気のない患者さんの行動を変える方法があるのではないか、と思ったのです」

「ビリギャル」とは、名古屋に住む実在の女子高生のこと。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃