高血圧治療の「目標値」が従来値より10㎜Hgも引き下げに

公開日: 更新日:

 一方、日本では基準値を一気に下げると混乱を招くとの理由から、高血圧の基準値を変えず、目標値を引き下げる指針を示した。

「75歳未満と75歳以上で目標値が違いますが、本来は年齢にかかわらず同じ目標値にすべき。今後は基準値も、より低い数値に引き下げられていくだろうと考えています」

 血圧は低ければ低いほどいい。そこが、低くなりすぎると命に危険が及ぶ状態になる血糖値と異なるところだ。

 桑島医師によれば、スプリント試験でも120未満にすることで、ふらつきや腎障害などの副作用が出た。しかし、これらの症状は、降圧薬をやめれば元の状態に戻る「可逆性」。ところが、高血圧動脈硬化が進行し、脳や心臓などに機能障害が起これば、元に戻らない「非可逆性」だ。

「非可逆性の方に重点を置いて治療を行っていかなければなりません」

 高血圧の治療は生活習慣改善が基本。よほど数値が高い場合を除き、まずは生活習慣改善で3カ月間様子を見て、数値が十分に下がらなければ薬の投与になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る