睡眠専門医が指摘 今年の新入社員は「五月病」がより深刻

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 今日は「睡眠の日」だが、4月から新入社員を迎える人は、上司や先輩として、彼らの「睡眠管理」にも注意を払った方がいい。睡眠不足や質の悪さは、仕事のパフォーマンスに大きく影響するのだ。

 睡眠不足が仕事のパフォーマンスへ与える悪影響ぶりはかなりのものだ。17時間起きっぱなしの人は、日本酒を1~2合飲んだのと同じ程度のパフォーマンス低下。この状態で運転すると、酒気帯び運転で25点、免許取り消し2年になるレベルだ。

「睡眠不足が続くと、知らず知らずのうちに脳や体への悪影響が蓄積してしまう恐れがある」

 こう言うのは、久留米大学医学部神経精神医学講座・内村直尚教授。人間は朝が来たら目覚め、日中は体と心が活動的になり、夜になったら眠くなるという無意識で働く体内リズムに従って行動しているが、不適切な睡眠は体内リズムを乱し、さまざまな不調を招く。

 これに最も当てはまりやすいのが、新入社員なのだ。

「大学生の生活パターンは昼夜逆転。4月になって生活リズムを変えようとすると、完全な時差ボケ状態になり、仕事に集中できません」(内村教授)

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