著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

1万7000人超での研究結果 笑いの頻度は健康にどう影響する

公開日: 更新日:

「笑う門には福来る」という言葉があります。人とのコミュニケーションの中で生まれる「笑い」は、私たちの日常生活に幸福感をもたらしてくれます。

 笑いは健康面にも良い影響を与えることが示唆されています。実際、笑いを誘うようなユーモア(人を笑わせるためのお笑い芸)を用いたケアを行うと、不安症状の緩和や睡眠の質の改善効果が期待できます。また、笑う頻度が多い人は心臓病脳卒中が少ないという報告もあります。

 そんな笑いの頻度と健康への影響に関して、日本人を対象とした研究論文が日本疫学会誌電子版に2019年4月6日付で掲載されました。

 この研究では、山形県に在住している40歳以上の1万7152人が対象となっています。被験者は、笑いの頻度によって「週に1回以上」「月に1回以上、週に1回未満」「月に1回未満」の3つの集団に分けられ、死亡率と心臓病の発生率が比較されました。なお、結果に影響を与え得る、年齢、性別、高血圧の有無、喫煙・飲酒状況などの因子で統計的に補正を行って解析をしています。

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