ブタの力でヒトの腎臓を作る 再生医療技術はここまできた

公開日: 更新日:

 日本臓器移植ネットワークに登録する献腎移植を希望する腎不全患者は約1万2000人。このうち腎移植を受けられる患者は毎年約1~2%で、登録から移植までの平均待機期間は約15年とされる。
この問題を打開しようと、腎臓の再生医療実現に向けた取り組みが始まった。

 共同研究・開発に取り組むのは、東京慈恵会医科大学、明治大学、再生医療ベンチャー(2社)と大手製薬会社の5者。2020年代の実現を目指している。

 この再生医療には、iPS細胞を用いた「胎生臓器ニッチ法」という方法を使う。どんな技術なのか。

 すでに胎生臓器ニッチ法による腎臓再生を動物間(ラット―マウス)で成功、確認している東京慈恵会医科大学内科学(腎臓・高血圧内科)の横尾隆主任教授が言う。

「動物の発生段階である母体内の胎仔の体の中には、受精卵から分化した各臓器の幹細胞(前駆細胞)が成長する『ニッチ』という場所があります。胎生臓器ニッチ法は、動物の胎仔のニッチに、別の動物から臓器の前駆細胞を注入し、臓器に成長させる方法です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道