頭部打撲が多いとなぜ認知症発症リスクが高いと言われるか

公開日: 更新日:

 日本の認知症患者数は6年後には予備群も含め約1300万人に達するという。うち4万人弱は64歳以下の若年性認知症。その原因のひとつとされるのがスポーツによる慢性頭部障害だ。米国ではアメフト選手の認知症発症率が一般男性の19倍も高いことが社会問題化。同様な懸念がボクサーやサッカーラグビー選手などへと広がっている。なぜ慢性頭部障害は認知症リスクを高めるのか? 放射線医学総合研究所・脳機能イメージング研究部の樋口真人部長に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 認知症には、いくつかのタイプがある。アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体型認知症などだ。最も多いのがアルツハイマー病で全体の7割。若年性認知症に限れば、脳血管性認知症、アルツハイマー病、頭部外傷の順に多い。

 認知症の原因は、いわゆる脳のゴミの蓄積にある。アルツハイマー病では最初にタウタンパク質がたまり、次いでアミロイドβ(Aβ)というタンパク質が蓄積する。レビー小体型の場合は、αシヌクレインが増えていく。脳血管性認知症は脳卒中が引き金になるが、アルツハイマー病の合併が多く、同じように脳のゴミの蓄積が見られる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る