冷房以外に原因が 喉のイガイガは薬でダメなら胃カメラを

公開日: 更新日:

 ジメジメと暑くなり、クーラーが活躍する季節です。寝ているときも使うようになると、喉がイガイガして、つらそうにして来られる方が増えます。医学的には咽喉頭異常感症といって、さまざまな病気を網羅する総称です。

 これから多発するクーラーによるイガイガは急性の咽頭炎やへんとう炎で、細菌やウイルス、化学物質などによる感染が原因です。喉の粘膜に炎症ができて、イガイガ感や咳、発熱などでぐったりするでしょう。

 薬を飲むと良くなりますが、慢性化するケースが少なくありません。そうすると、自覚症状は喉のイガイガ程度に。熱がなければ、生活にはそれほど支障がなく、放置されやすい。それで、しばらくたってから「喉のイガイガがなかなか治らなくて」と来られるのです。

 私はまず薬を処方して様子を見ます。それで良くならなければ、ほかの病気を疑います。その典型が、胃食道逆流症(逆流性食道炎)です。

 食べ過ぎや肥満、加齢による胃の逆流防止の機能低下などにより、胃酸や胃の内容物が逆流し、喉のつかえや胸やけ、ゲップなどが生じます。それが続くと、食道の粘膜がただれるため、喉のイガイガ感を生じるのです。これを調べるには、胃カメラが鉄則、食道と胃の境をよく観察すると分かります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状